トラップドアを壊さないプラグイン。ManySmallTweaks導入方法
ManySmallTweaks
このプラグインはトラップドアの破壊を防ぐ機能などがあります。めちゃ便利です。しかしながら現在では、jarファイルが配布されていません。それで困っている方が、一人か二人はいらっしゃると思います。そんな方への手引きになれば幸いです
ManySmallTweaksのbukkitのページ。現在はない様子
さて、じゃあどうやって導入するかというと、githubで公開されているソースコードを使います。これからjarファイルをつくり、導入します。私はそんなにプラグラムに詳しいわけではなく、間違いも多々あるかもしれません。この記事において不利益を被った場合において、一切の責任を負いかねますので、その点はご容赦ください。
今回は「Thermos」向けに解説します。「Cauldron」では上手くいくかよくわかりません。下からダウンロードをどうぞ。
ちなみに、Thermos鯖は最新版である58では、wouldeditの木の斧で左クリックするとブロックが壊れます。一つ前の57を使いましょう。鯖建ての方法は以下を参照。
1.導入の前に
導入方法の解説の前に、メモ書き程度に残したいことがあります。トラップドアを設置する方法は別に、このプラグインに限りません。というか、このプラグインの導入は手間が相応にかかります。時と場合では、他の方法の方がいいと思います。復習がてら、思い当たる方法を記しておきます。ただしこの場では詳しくは解説しませんので、リンクから方法をご確認ください
LotMetaBlockPack
現在ではこちらで配布されています。
FAWE
観覧車mod
観覧車modを用いるのは、だいぶアクロバティックな方法です。普段使いにはおすすめできません。最終手段とでも思ってください。このmodを使えば、実に様々なことができますが、その分、一回一回の手間暇が必要になります。正直、トラップドア設置には向きません。
こちら過去の観覧車MODダウンロードリンクです
— MOTTY.fsh (@tera_motty) 2020年3月1日
よろしくどうぞ
通常:https://t.co/lgxo9AZIYT
水シェーダー対応版:https://t.co/sc4NZOR0UB
2.Eclipseの起動
それではまず、ManySmallTweaksのソースコードをダウンロードしましょう
緑色の「Clone or Download」をクリックしたのち「Download ZIP」をクリックして、ダウンロードしてください。そのZIPファイルを解凍してください。
こっから、ソースコードをjarファイルに変えるために、Eclipseというソフトを使います。これは統合開発環境というもので、プログラマー向けの色んな機能が備わっています。日本語化されているものをダウンロードします
Eclipse 日本語化 | MergeDoc Project
Ultimateをダウンロードしてください。もしくはjavaでも十分かもしれませんが、特に理由がないなら、javaにする意味はないとおもいます。正直よくわかんない。
ダウンロードしたものを解凍し、eclipse.exeを起動しましょう
このような画面が出たら、成功です
3.ソースコードの読み込み
マイクラのプラグインはjavaでかかれているため、ファイル>新規>Javaプロジェクトを選択
プロジェクト名に「ManySmallTweaks」と入力します。
こんな感じになったと思います。
先ほどダウンロードしたソースコードのファイルを開いてください
Eclipseに表示されている「src」というファイルとダウンロードしたファイルにある「src」は対応しています。なので、ダウンロードしたファイルの「src」の中にある「redsgreens」を「src」に移動させます
ファイルおよびフォルダーをコピーを選択。
続いて「plugin.yml」も同様にして、「ManySmallTweaks」に移動します。「plugin.yml」の中にプラグインの名称が書かれており、多分プロジェクト名と異なると上手くできません。
このようになりましたでしょうか。なんかいっぱいエラーが出てるので、解消していきましょう。
4.エラーの解消
パッケージ・エクスプローラーの「redsgreens.ManySmallTweaks」をクリックすると、「~.java」っていうのがいくつか表示されていると思いますが、それをポチポチ押してみてください。
なんだかよくわかんないですね。これが、いわゆるプログラムっていう奴です。それはさておき、赤線の波線が引かれているのが、エラーを起こしている場所です。よく見ると、
import org.bukkit.event.EventHandler;
と書かれた一行があります。「bukkkit」って書いてありますね。これは「import」はその後の書いてある処理を別のファイルから受け継ぐことの宣言をしています。めっちゃ大事。なので、「org.bukkit.event.EventHandler」っていうところの処理を受け継ぎます。処理を借りてくる、っていう感じだと思います。
難しい処理を書くのは大変だから、誰しもが使えるように、プラグイン開発向けに色んな処理をまとめて、それ使って、作ってね~。っていうのが「bukkit」です。
エラーが起きているのは、この「org.bukkit.event.EventHandler」っていうのと、このプロジェクトが関連付けられてないからです。この処理はサーバーのjarの中にありますので、サーバーのjarを関連付けます。
「ManySmallTweaks」を右クリックし、ビルド・パス>ビルド・パスの構成を選択。
「ライブラリー」を選択し、外部JARの追加をクリック。
ライブラリーっていうのはbukkitみたいに、難しい処理を単純に扱えるようにいろんな処理をまとめたものです。多分。
「bukkit」が含まれていることを確認したサーバーのjarを選択。このとき、すでにサーバー建てしたものを使ってください。「libraries」も同時に読み込むためです。
適用して閉じます。
エラーが一気に9個まで減りました。警告は無視して結構です。さて、また、なんらかをライブラリーに必要とするみたいです。お気づきの方もいるとは思いますが、エラーの項目を見てください。「WorldGuardPlugin」が足りないようです。そう、「WorldGuard」から処理をかりてきているのです。どうやら、前提プラグインとして「WorldGuard」が必要っぽいです。入れてない方はこれを機会に、どうぞ導入してみてください。
https://dev.bukkit.org/projects/worldguard
ちなみに「WorldGuard」の前提プラグインは「WorldEdit」ですので、サーバーに追加しとくのを抜かりなく。
さて先ほどと同様に、ライブラリーに「WorldGuard」を追加しましょう。
終わりました。ついにエラーがなくなりました。
5.jarファイルへの出力
エラーがなくなったので、いよいよjarファイルへ出力します。
ファイル>エクスポートを選択
Java>JARファイルを選択。次へをクリック
「ManySmallTweaks」を選択。「.classpath」「.project」のチェックボックスを外します。エクスポート先を参照から指定します。名称を「ManySmallTweaks.jar」にします。
完了をクリック。これでjarファイルが生成されています。警告は無視していいです。
生成されています。
6.利用方法
いつも通り「plugins」フォルダにいれて、サーバーを起動してください。
plと打って、表示されれば、導入成功です。お疲れさまでした。
とはまだ早いです。
このままだと壊れます。configをいじらないとデフォルトでは壊れるようになっています。
なのでconfigを開いてみると
えっ...!?
config君迫真の白紙です。
覚えていますでしょうか。githubからダウンロードしたプラグインのソースコードには、一緒に「config.yml」がついてきています。
これで上書き保存してください。また、中身を書き換えていきます。
VerboseStartup: No 冗長なスタート(おそらく負荷軽減)
Defaults:
FloatingLadders: No はしごの破壊を防ぐ
FloatingRails: No レールの破壊を防ぐ
FloatingHatch: No トラップドアの破壊を防ぐ
ButtonsOnMoreBlocks: No ボタンが更に多くのブロックに設置できる(?)
ProjectileTriggers: No トリガーを発射する(??)
RedstoneIgnitesNetherrack: No レッドストーンでネザーラックを燃やす
InfiniteCauldrons: No 無限の大釜(??)
KeepSaddleOnPigDeath: No 豚が死んでもサドルがなくならない(?)
PigsReproduceQuick: No 豚が早く繁殖する
PercentSaddledPigs: 0 サドルのついた豚が生成される確率
PercentColorSheep: 0 色の違う羊が生成される確率
RedstoneIgnitesPumpkins: No レッドストーンでカボチャとジャック・オ・ランタンのきり変えができる
FloatingPaintings: No 絵画の破壊を防ぐ
MineCobwebsWithShears: No くもの巣をはさみで刈り取れるWorlds:
change_me:
FloatingLadders: No
FloatingRails: No
FloatingHatch: No
ButtonsOnMoreBlocks: No
ProjectileTriggers: No
RedstoneIgnitesNetherrack: No
InfiniteCauldrons: No
KeepSaddleOnPigDeath: No
PigsReproduceQuick: No
PercentSaddledPigs: 0
PercentColorSheep: 0
RedstoneIgnitesPumpkins: No
FloatingPaintings: No
MineCobwebsWithShears: No
多分こんな意味。一部の機能しか試してないのでよくわからないところがあります。あんまり、建築には関係なさそうですが。使う際には「Defaults」の方のYesとNoを切り替えて使ってください。
トラップドアがやっと自立しました。では、良き建築ライフを!
7.参考にしたサイト
上記URLに加えて、おおいに参考になったものがありますので、この場で感謝とともに紹介させてもらいます。
以上に加え、沢山のサイトにお世話になりました。謹んでお礼申し上げます。